こんばんわ。「藝大先端2011」実行委員会です。
このブログでは本展の進行状況、出展作家へのインタビューなどをほぼ毎日更新していきます。どうぞご期待ください!
作家紹介の第二十四回は、学部四年の林友深さんです。
(自己紹介をお願いします。)
林友深(はやし ともみ) 1988年生まれ神奈川県出身です。 絵を描いています。都立芸術高校でデザイン科を専攻していました。
3年生から先端対策として芸術 学科へ転コースし、卒業論文で卒業しました。
小さい頃からパソコンのソフトでアニメを作っており、先端へは映像監督になりたくて入学しました。ところが大学一年生の頃、木幡教授が「一つのメディアをまず貫きなさい」と講義でおっしゃっており「今までやってきた『絵』を一度本気で取り組もう」と心に決め、今に至ります。
(最近はどんな場所で、どんな物を作っていますか。)
大きい作品は大学で、紙にちまちま描くような繊細な作業は実家で行っています 。
実家はスペースが1.5畳くらいしかないのでけっこう狭いです。
アクリル板や木の板、やわらかい紙などに墨、ペンキ、水彩絵の具などで描いています。
絵は外の景色や物を描写したり、頭の中の様々なイメージの描写もできます。
自分の中でめぐっている感情も感覚も、夢と現実とが曖昧な変な想像も記憶も、私にとっては全て「外界」と「自分」の関わりです。
外界と体内は決して別々ではなく繋がっていて、結んだりゆるんだり遠くなったり近くなったりする「関係」や「配置」なのだと思います。だから私は夢と現実も、具体的な建物と脳内のグニャグニャもあまり垣根を感じません。
外と自分の繋がっている一線にのっかって、戯れながら絵を描いたり歌ったりするのが私の自然です。
(最近気になった、なっている。もの、こと。)
ボタニカルアート、原始美術、歴史、縄文土器です。ボタニカルアートでは特にマリア・シビラ・メリアーンや清水東谷が好きです。
原始美術や歴史に惹かれるのは絵を描くという行為の変わらない動作を、描いている瞬間に感じるときがあるからです。
絵を描いているとき、そこで私の頭の中に広がるのは歴史上の繋がりや、世界との関係、自分をとりまくあらゆる関係、風景、感覚を思い起こす一種の「旅」のようなものです。
その「旅」の中では関係の配置、お気に入りの景色、その瞬間の感覚などが曼荼羅や地図のように表れたり、絵を描く「行為」による過去や未来への時間を超越した「旅」もあります。
絵を描くという行為自体が歴史的活動の反復であり、生きる時間を歴史の一部として捧げる愛情表現なのかなとも感じています。 縄文土器や、土偶などは見ると興奮します。土っぽいもの、太古のものなどに惹かれます。
(将来の夢は何ですか?)
絵を描いたり、役者になったり、色んな方向で自分の表現を発揮したいです。
沢山の可能性をフル活用して、人生を大回転できるようになりたいです。
(その他、自由にコメントお願いします)
制作物でぐるぐるまわるエネルギーを表現できるようがんばりますので、是非展覧会にお越しください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうもありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿