リレーインタビューは会期までまだまだ続きますが、
その合間に不定期で、各学生が制作に使っている共同アトリエも
インタビュー形式で紹介していきたいと思います。
今回はその第一回目。大学がある取手市のお隣、
茨城県竜ヶ崎市にある「米倉倉庫」というアトリエにお邪魔しました。
インタビューに答えてくれたのは、学部4年の原田吾朗くんです。
アトリエの外観。駐車スペースも充実…というか、車ごと倉庫に入れちゃう!! |
記者(K):おじゃまします。本日はよろしくお願いします。
原田(H)よろしくお願いします。
(K):いや~それにしても、広いアトリエですね。
バスケットの試合ができそうなくらい大きい!
(H):そうです。大きいです。間取りとしては、20x10m程の大部屋が1つと、
10x10m程の中部屋が2つあって、高さはどちらも4~5m程あります。
(K):まるで体育館ですね。元はどんな風に使われていた場所なんですか?
(H):もともとは収穫したお米を一時的に貯蔵する為の米倉でした。
だからアトリエの名前も「米倉倉庫」(よねくらそうこ)といいます。
(K):なるほど。なんだかどこかの女優さんのような名前ですね…
(H):そこはノーコメントで(笑)。
米倉だったので、湿気を遮る為に、壁が石造りになってるんですよ。
スペースを贅沢に使った制作部屋 |
(K):本当だ。じゃあ、夏は涼しい?
(H):めちゃめちゃ涼しいです。でも逆に冬はめちゃめちゃ寒いです…
(K):この広さですしね…どうやって暖をとってるんですか?
(H):いや、とれてないですね(笑)
足下にカーボンヒーターをつけてなんとかしのいでます。
あと、今休憩室用の小部屋を作っていて、
今年中にはそこでぬくぬくお鍋が楽しめるはず…
(K):小部屋がパッと造れちゃうのがすごいですね。
ちょっと駅や町の中心から遠い立地ですが、不便だったりしないですか?
(H):車があれば大丈夫です。
僕も含めてアトリエのメンバーはみんなマイカー持ちです。
むしろ周りにのどかで綺麗な田園が広がっていて、とても気に入っています。
(K):近くにビオトープとかが見えますもんね。
こういった環境で制作していると、やっぱり作品も大きくなりますか?
(H):うーんそうですね。とにかく広いので、作品を多く保管する事も出来るし、
大きな作品を作る際に、より実験的にのびのびと
色んな装置を作りながら皆制作してますね。
とにかく広い!天井高い!現在は卒制まっただ中で、色んな物が点在。。 |
(K):ところ狭しとある機材がそれを物語っていますね…
このアトリエのメンバー構成はどんな感じですか?
(H):えーと、主なメンバーは、
科学と彫刻をインターメディアしている、マッチョの木村さん。
とにかくユーモア溢れる造形作家のノッポの岡田さん。
アイアムヒップホップのトーリさんは、言わずと知れた松下徹です。
そして最近の超大物新入り作家の揚妻さんは、
スピーカーとドローイングで空間を作ってゆく、Mr.DJです。
あとは流動的に一時的な制作の為に借りににくる人がちょくちょくいる感じです。
なので、広くて大きい場所が必要が人は、是非一度遊びに来て欲しいですね。
この壷は!?… |
(K):全員先端の学生かOBなんですね。しかも今年一緒に卒業する人が3人も…
あと、ちょっと聞きにくいのですが、家賃なんか教えて頂けないでしょうか…?
(H):う~ん。そこは個人的にaskで…でも、びっくりする程安いです。
(K):そうですか…では質問を変えて、ここぞっていうアトリエの自慢を教えて下さい。
(H):とにかく広い!あと近くに古い神社があって、パワースポットです。
そこの土から貝の化石が出てきます。にゃんこもいっぱいいます。
(K):にゃんこに神社。制作の疲れを癒してくれそうですね。
では最後に、共同で制作する事のメリットについて教えて下さい。
(H):アトリエのメンバーの中で、僕が一番後輩なんですが、
先輩達の作品に向かう思考やプロセスを近くで見られる事ですかね。
いい刺激になるし、制作の相談もすぐできるし、
持ってない工具も借りれるし、いい事ずくめで、
何より制作の合間にみんなで飲むコーヒーがおいしいです!
(K):なるほど、今日はそのコーヒーまで頂いちゃって、ごちそうさまでした。
卒業制作へ向けて今後も頑張って下さい。ありがとうございました。
記者(佐藤)
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インタビューの協力ありがとうございました。
今後も不定期で共同アトリエの魅力に迫っていきたいと思います。お楽しみに。
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